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目次
脳動脈瘤の手術
横浜市立市民病院は、今年の2月、
50代の女性患者の脳動脈瘤の手術中に
誤って血管を切る医療ミスがあったこと
を発表。
女性は術後2週間後に
くも膜下出血
を発症したそうです。
現在、呼び掛けに目を開く以外の反応は
なく、回復は見込めない状態との事。
記者会見で石原淳院長は
患者や家族に深くおわびしたい
と謝罪をしました。
病院側が訴えられる前に自ら打ち明けた
という形になっておりますが、石原院長
の会見での言葉に注目が集まっている
みたいです。
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十分な技術はあった
横浜市立市民病院の謝罪会見では
医師には十分な技術はあった為、
ミスで血管を傷つけた医療ミス
と判断した
と述べており、メディアにもしばしば
取り上げられるスーパードクターの特集
に対する逆パターンの事例という事に
なるのでしょう。
これは私個人の勝手な感想なのですが、
医師には十分な技術はあったため、
ミスで血管を傷つけた医療ミスと判断と
いう表現は
技術があるからミスと判断した
という事になるので、未熟な医師が執刀
した場合、ミスとは判断しないという
事になってしまうのでしょうか。
そもそも未熟な医師が執刀することは、
可能性として高くないと思いますが、
その様に捉えてしまうのは、果たして
私だけなのでしょうか。
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会見まで6ヶ月
術後の経過を見守り、回復の可能性も
考慮していたという背景はあるのだと
思われますが、半年という時間をかけて
医療ミスとの判断をして、会見を行った
横浜市立市民病院は
医療安全管理室
を設置しており、医療事故があった場合
は、専任職員3名を含めた6名体制で
事後処理を行うそうです。
今回のケースでは、病院が
外部有識者による調査委員会
を設置しており、医療ミスによる血管の
損傷が、くも膜下出血の原因になった
可能性が高いとする報告書をまとめた
そうです。
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人間に100%は無い
カテーテル検査ですらリスクの承諾書に
サインをするのが常識ですが、患者さん
やご家族は、リスクを承知して手術を
してもらう訳ですし、人間に100%
は無いという事も周知の事実です。
表に出てきていない医療ミスなどは、
日本全国で毎日のように起こっている
のは、紛れもない事実であり、今回の
横浜市立市民病院の1件だけ報道される
ことに違和感を感じてしまいます。
同じ様な病状で、同じ様な手術の後に
同じ様な症状、後遺症を抱える結果と
なってしまった患者さんやご家族の方々
もいらっしゃると思われます。
人間は必ずミスするのは避けれれない
ですし、そのミスに対しての情報開示
の仕組み作りの方が重要なのではと
考えてしまします。
今後この医療ミスの情報開示という問題
が、どのような方向に進んで行くのかを
注目したいと思っております。